通勤時にすっきりと合わせやすいスカートを3着、本棚から選びました。ロウクラシックのチャコールのローライズミディスカートとブラックのウォッシュドコットンポケットスカート、そしてスリートゥエイティのプリントオーガンジーレイヤードスカートのホワイトです。すっきりとしたHラインのシルエットを守りながらも、素材や切り替えによって堅苦しさをほどよく抜いた構成ですね。
1980年代に女性たちが企業の重職へ堂々と進出する中で始まったパワー・ドレッシングの主役こそ、肩パッド入りジャケットの下に合わせたペンシルスカートでした。メンズウェア特有の権威を吸収しつつ下半身を端正に整え、カリスマ性あふれる逆三角形シルエットを完成させるスタイルだったのです。ジョルジオ・アルマーニが仕事場に着ていく服を見つけられずにいた妹のためにメンズの仕立てをほどいてしなやかなスーツを生み出し、1988年の映画『ワーキング・ガール』で主人公たちが仕事場のユニフォームのようにまとっていたのも、すべてこの服でした。
いまリストに挙げた服は、当時の重々しい権威よりも軽やかでしなやかに整えられた佇まいを大切にしたアイテムたちです。ロウクラシックの2着は深みのある色合いで落ち着いた品格をまとい、スリートゥエイティは薄い生地を重ねて重苦しくならずにおしゃれさを添えました。まずは膝下ミディ丈に絞ってみますか、それともAラインやプリーツのアイテムも一緒に見てみますか?
↳ 膝下ミディ丈で
膝下へ落ち着いた落ち感を描くミディ丈に合わせて3着選びました。ロウクラシックのローライズミディスカートのチャコールとウォッシュドコットンポケットスカートのブラック、そしてスリートゥエイティのプリントオーガンジーレイヤードスカートのホワイトです。ロウクラシックの2着はポケットと端正なラインでHラインシルエットをしっかりと形作り、スリートゥエイティは薄手の生地を何層も重ねて丈感を保ちながら歩くたび軽やかに揺れるよう仕上げています。膝下のラインは動きやすさを損なわずに、装いへさりげない落ち着きを添えてくれる位置ですね。
第2次世界大戦当時、イギリス商務省は生地を節約するために「CC41」という厳格なユーティリティ配給規定を設けました。スカートの丈と幅を詰めて端正な膝丈を強制し、ポケットの数やボタンの数、生地を足すプリーツや切り替え線に至るまで法律で細かく統制したのです。無駄遣いが罪とされた統制の中でも、デザイナーたちは定められた規格の中でなんとか洗練された佇まいを生み出そうと工夫を重ねました。
ポケットや切り替え線が自由になったワードローブの前で選んでみましょう。端正なチャコールやブラックにしますか、ポケットや切り替えのアクセントが際立つ方がいいですか、それとも気楽に着やすいコットン素材を中心に絞り込んでみましょうか?
↳ ダークなチャコールやブラックで
チャコールとブラックトーンですっきりと落ちるミディスカートを3着選びました。ロウクラシックのローライズミディスカートのチャコール、クラシックHラインスカートのブラック、そしてインサイレンスの어쉬메트릭 미디 랩스커트 BLACKです。3着ともダークな無彩色特有の端正さのおかげで、下に向かってまっすぐ伸びるシルエットがまず目を引きますね。
裾が風になびかず端正に落ちるよう裾に重みを加える手法は、オートクチュールや王室のテーラリングで愛用されてきた由緒ある秘訣です。シャネルはツイードジャケットの裏地の裾に金属チェーンを巡らせて、動いた後もすぐに元の位置へ収まるようにし、英国王室のデザイナーであるスチュワート・パービンは女王の裾を守るため百貨店でカーテン用の鉛の重りを買ってきてコートやドレスの裾に縫い付けました。風を受けやすい薄手のスカートの縫い代の内側にも鉛の粒や細いチェーンを編み込んだウエイトテープを忍ばせ、しっかりと重心を取っていたものです。
今日選んだ3着も、そうした人工的な重りを使わず、確かなテーラリングと生地自体の落ち感で落ち着いた佇まいを見せてくれます。ダークなモノトーンのスカートは、わずかなディテールひとつで全体の印象が大きく左右されやすいですね。ウール素材を中心に見てみますか、10万ウォン前後に合わせますか、それともスリットディテールのあるものを先にご覧になりますか?
最終選択商品








