初秋のお出かけにさらりと羽織りやすいトレンチコートとして、4つを選びました。モイアのレイヤードタイダイトレンチコート、ロータイドのベージュレイヤードトレンチコート、インサイレンスのライトウェイトクリームトレンチコート、マージシャーウッドのウォッシュドシングルベージュトレンチコートです。最近の軽やかなトレンチコートは、ゴワゴワした防水布の質感をそぎ落とし、身体に沿って柔らかくドレープを描きながら流れるシルエットにフォーカスする傾向にありますね。
映画『ティファニーで朝食を』の結末で、オードリー・ヘプバーンが激しい雨の中で羽織って登場したトレンチコートも、定番のバックルではなくウエストベルトを自然にキュッと結んでメリハリのあるラインを生かしていました。塹壕の中の無骨な男性軍服を脱ぎ捨て、ロマンチックな都会の女性の装いへと生まれ変わった代表的なシーンです。雨粒に濡れながらも優雅に身体に沿って流れていたあのシルエットが、現代の軽やかなアウターの魅力へと受け継がれています。
今回のリストの服も、ボタンを全部留めるよりは、ベルトを軽く結んだり肩にさらりと掛けたりしたときに本来の持ち味が一番きれいに引き立ちます。10〜20万ウォン台の中で見ましょうか、それとも着心地の良いコットン素材やクリーム・ベージュ系の方へ先に絞ってみましょうか?
↳ 10〜20万ウォン台で
10〜20万ウォン台のご予算に合わせて、春や秋に軽く羽織りやすいアウターを5点選びました。インサイレンスのライトウェイトトレンチコートとピグメントウォッシュドバルマカーンコート、ウォッシュドステンカラーコート、そしてロータイドのレイヤードトレンチコートのベージュとブラックです。最近リストに入るコートは、昔の重厚な防水アウターとは異なり、軽やかな生地にウォッシュ加工を施して自然に流れるシルエットを生かす方向に向いています。
バルマカーンコートに使われているグレーベージュという名を見ると、ジョルジオ・アルマーニが確立したグレージュ(Greige)の美学が思い浮かびます。アルマーニは1970年代後半から、グレーとベージュを絶妙に混ぜ合わせたこのニュアンスカラーを掲げ、華美な主張の代わりに抑制された都会的なエレガンスを提案しました。黒や原色が視線を独占していた時代に、石や砂を思わせるこの中立的な色彩によって、服よりも着る人の佇まいそのものに視線が集まるようにしたのです。
リストのテイストをもっと絞ってみましょうか?落ち着いた色で探すか、コットン混紡やレイヤードディテールの方へ寄せてみるか教えてください。
↳ 落ち着いた色で
落ち着いた色合いに合わせて、ロータイドのバックロゴコーティングブルゾンのブラックを選びました。表面にほのかな艶をまとわせたコーティング生地なので、ダークな黒でも質感が平坦にならず、背中に入った大ぶりなロゴのおかげで後ろ姿も印象的です。
生地に油を染み込ませて水を弾かせていたコーティングの歴史は、荒れ狂う大航海時代の海から始まりました。当時の船乗りたちは、波で帆が濡れて重くなるのを防ぐため帆布に亜麻仁油を塗り、やがてその防水布を直接裁断してアウターに仕立てることで、オイルスキンと呼ばれる防水の上着を作りました。初期のごわつきや変色を抑えるためヘリーハンセンやバブアーのような人々がワックスを混ぜて改良を重ね、今日のような雨風を防ぐ機能性コーティング織物として定着したのです。
風を軽やかに受け流すアウターは、天気が曖昧なときについ手が伸びるものですよね。ここからリストをもう少し絞ってみましょうか?ナイロン素材で見るか、プリントのあるデザインにするか、それとも20万ウォン以下に合わせますか?
↳ ナイロン素材で
ナイロン素材をお探しでしたので、ロータイドのバックロゴコーティングブルゾンのブラックを選びました。表面にほんのりコーティングが施されて上品な光沢があり、背面の大きなロゴのおかげで、さらりと羽織っても地味にならない印象を与えてくれます。最近のナイロンは、ただゴワゴワとカサつくだけだった昔とは違い、軽やかなお洒落さと実用性を両立した素材として再び愛されています。
1980年代、ミウッチャ・プラダは軍用のパラシュートやテントに使われていた防水素材のポコノナイロンに、控えめな三角のメタルロゴを配したバッグを発表しました。本革だけが高級とみなされていた時代に、丈夫で軽い合成繊維を大胆に打ち出したこの試みは、華美さに飽きていたミニマリズムの潮流と重なり、爆発的な人気を博しました。単なる産業用資材にすぎなかったナイロンが、最も現代的なラグジュアリーファッションの仲間入りを果たしたきっかけでした。
このブルゾンも、特有の軽やかさと実用的なお洒落さを兼ね備えています。いまご覧いただいたアイテム以外にトレンチの形で再び見てみますか、それともロゴがない方に絞ってみますか?
↳ トレンチの形で再び見てみます
トレンチの形のロングアウターは、今のリストにはありません。楽しみにされていたシルエットが外れてしまって残念ですが、代わりに悪天候の日でも落ち着いた雰囲気で羽織れる、ロータイドのバックロゴコーティングブルゾンのブラックを選びました。表面になめらかなコーティングを施して小雨や風を弾き、身幅にもゆとりがあるため季節の変わり目のアウターにぴったりです。
映画『ブレードランナー』(1982年)でリック・デッカードが着ていた重厚なトレンチコートも、絶え間なく酸性雨が降る未来都市を生き抜くための機能的なレインコートでした。古典的なノワール探偵の孤独な佇まいに、未来的なカラー(襟)のディテールを加えて、現代のサイバーパンクやテックウェアスタイルに大きな影響を与えた一着です。荒れ模様の天気を防いでくれるアウターには、いつも特有のクールで芯のある格好良さが宿るものですね。
お探しのクラシックなトレンチではありませんが、深い黒の生地とコーティングの質感が放つ現代的な印象は、どこか通じるものがあります。次はコートだけに絞って見てみましょうか、それとも素材やカラーから先に絞ってみますか?
最終選択商品

















