RECTORE-66
Tシャツの前身頃に入ったピンタックはどのようなディテールですか?
普段シャツで見かけるピンタックが着心地の楽な長袖Tシャツの説明に書かれており、どのような形状や役割を持つのか気になることがあります。
生地を細くつまんで縫い合わせ、細いひだのラインを立てた仕上げで、だらしなく垂れ下がりやすい長袖Tシャツの前身頃に立体的なフォルム感を加えてくれます。
ピンタックとは、布地をピンのように細くつまんで平らに押さえて縫った細いひだを意味します。本来はシャツの胸元に端正な立体感を出す際によく用いられるテーラリング技法です。RECTO レクトはこの繊細なひだを綿100%素材の長袖Tシャツの前身頃に縦方向に配置しました[1][2]。平坦で垂れ下がりやすいTシャツの生地にまっすぐな基準線が生まれ、全体の着姿を端正に整えてくれます。
ひだのラインは表面加工とも連動しています。この服には手作業で直接インクを散らす作業とヴィンテージウォッシュ加工の技法がともに用いられました[3]。浮き出たピンタックの縫い目部分は、平らなベース面とは摩擦や染料の入り方が異なるため、自然な明暗の風合いを残します。使い込まれて色あせたような生地の上に、整然とした縦のラインがはっきりと際立ちます。hmmm、快適な日常着にシャツのテーラリング技法を加え、ヴィンテージ感と整った端正さを一着の中で同時に見せてくれます。
前身頃のピンタックのひだの正確な間隔や、後身頃の切り替え線の有無はまだ確認できていません。